維新流トレード術

高い目標 vs 低い目標

こんにちは、各務です。

 

昨日維新さんとウェブセミナーを開催しました。

たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

少しでも参加者の方のお役に立てることがあったなら、やった甲斐があります。

 

たった1時間程度の無料セミナーで、本当に役に立つのか?

実際のトレードで使えて、すぐに勝てるようになるのか?

自分のトレードを変えられるほど、大きな影響あるのか?

と、疑問に思って参加を決意されなかった方もいらっしゃると思います

 

確かにたったの1時間で、あなたのトレードがガラッと変わって、急に勝てるようになる、なんてことは言いません。

 

でも、僕が大事だと思うのは、「小さな一歩を踏み出す」ということです。

どんな大きな変化も、限りなく小さいたったの一歩から始まると思うからです。

 

今回のウェブセミナーの参加が、誰かにとって小さな一歩になったとしたら、それは今後大きな変化を生む可能性があると思うんです。

とてつもなく遠く見えるような存在を目の前にすると、初めからそうだったんだろうと想像してしまいます。

でも、実際はそんなことはなくて、元々は他の人と変わらない、いたって平凡な人間です。

小さな一歩を積み重ね続けて、誰にも追いつけないような大きな違いを生み出しているんです。

 

例えば、維新さん。

維新の解説を見ても、何を言ってるのか分からない…」

「チャートの見方が自分とは根本的に違う…」

「いつになったら、こんな風にトレードできるようになるのか…」

そう思われる人も多いと思いますし、僕自身もそう感じていました。

 

雲の上の存在で、手の届かない人だ、と。

 

そんな維新さんでも、やっぱりトレードで勝てていない時期がありました。

僕たちと同じで、初めから勝てているなんてことはありませんでした。

それでも、「読んだことのない本はない」と言えるほどトレードに関する本を読み漁って、日々チャートに落とし込み続けました。

 

1日1日を見てみると、そんなに特別なことをやっていたわけではないそうです。

それでも、小さな一歩を14年間も積み重ね続けて、あの境地に達することができたんだと思います。

 

これは、野球のイチロー選手にも当てはまります。

イチロー選手は、高校を卒業してプロ入り後に、

「いままでに、これだけはやったな、と言える練習はある?」

と聞かれたことがあるそうです。

 

この質問に対して、イチロー選手はどう答えたと思いますか?

世界一のバッターなので、高校の頃からすごい練習をしていたんだろう、と僕は思ったんですが…。

 

イチロー選手は、

「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です。」

と答えたそうです。

 

「1日10分?たったそれだけ?」

と思いませんでしたか?

イチロー選手ですら、そうなんです。

 

なので、初めから大きな変化を起こそうと、高い目標を設定しなくていいんです。

そんな変化を起こすのは、一歩では無理です。

だから、低い目標、小さな一歩でいいんです。

それを積み重ね続ければ、いずれ大きな変化を生み出すことができるんです。

 

逆に、初めから高い目標を設定するとどうでしょう?

高い目標を達成するのは、もちろんすごく大変ですよね。

そんなすごく大変なことをやろうと思うと、失敗も怖くなって、なかなかチャレンジできません。

 

目標ばっかり高いのに、行動を起こせない。

行動を起こせないから、変化を起こせない。

変化を起こせないから、自信も持てない。

自信を持てないから、さらに行動を起こせなくなる。

口ばっかり達者だけど、行動力がない人の典型例です。

 

大きな変化を生み出すのに必要なのは、低い目標、小さな一歩だけです。

そして、それを継続していくことが必要なんです。

 

小さい目標なら、すぐに達成できます。

そして、小さい目標だったとしても、達成できれば自信がつきます。

自信がつけば、また次の目標を達成するモチベーションも湧いてくるものです。

 

アリとキリギリスの有名な童話はご存知だと思います。

確かに、アリの一歩は小さいかもしれません。

でも、コツコツ積み上げてきた一歩一歩は、結果的に凄まじく大きな違いを生み出します。

 

大きな一歩は必要ありません。

高い目標も必要ありません。

達成できる低い目標を設定して、小さな一歩を踏み出すこと。

大切なのは、それだけです。

 

あなたはどうでしょう?

 

低い目標と小さな一歩から、コツコツと努力を重ねて、大きな変化を起こす覚悟はありますか?

それとも、初めから大きな変化を望んで、何も行動できず、自信をなくして、変化を諦めますか?

 

あなたの選択が、あなたの未来を作ります。

全てはあなたの選択次第。

 

あなたはどっちを選びますか?

著者