維新流トレード術

“負け方”がミソ

こんにちは、各務です。

先週のメルマガでアンケートのご協力をお願いしたんですが、すっごい多くの方にご回答いただいて、ビックリしました。笑

たくさんの励みになる声をいただいて、ありがとうございます!

質問もいくつかいただいたので、今後メルマガの中で少しずつでも答えさせていただこうと思います。

 

さてさて、じゃあさっそく今日も本題に入っていきますが、先週のメルマガでお伝えした内容、覚えていますか?

ま、僕がメルマガを受け取ってる立場なら、ほぼ間違いなく忘れてしまってると思うんですが。笑

 

最近3分前に話してたことですら、「あれ?なに話してたっけ?」という調子なので、、、(汗)

おっと、さっそく脱線してしまいました。笑

 

先週お伝えしたのは、維新流では「トレード(トレーダー)を職業として定義している」ということ。

トレードで一時的に小銭を稼ぐだけじゃなくて、この先もずっと稼ぎ続ける技術を身につける。

その結果、トレードを職業として「お金を”安定”して、増やし”続ける”」トレーダーを目指してほしい、とお伝えしました。

 

一方で、相場はコントロール不能です。

どれだけ「上がってくれ!!」と願っても、上がってくれるものではありません。

じゃあ、そんなコントロール不能な相場を相手に、どうやって安定して稼ぎ続けることを目指すのか?

 

これが、今日のテーマです。

あなた自身にも考えてほしい、とお伝えしましたが、答えは出せましたか??

単に読んでいるだけなのと、自分の頭で考えた後に読むのとで全然効果は変わってくるので、ぜひうまくこのメルマガを使ってくださいね。

 

さて、それではさっそく、その答えをお伝えします。

コントロール不能な相場を相手しますが、僕たち自身でコントロールできるものが、たった1つだけあります。

 

それは、、、

「損切り幅」

なんです。

 

(もしかしたら、タイトルで察しがついていた方もいるかもしれませんね)

「エントリーした後に、どこまで利益が伸ばせるか?」は、僕たちトレーダーが決めるものではありません。

相場が決めることです。

 

でも、エントリーした時点で、「損切りをどこに置くか」という損切り幅を決めることはできるんです。

なので、「どれだけ損失を抑えたトレードができるか?」がとっても大事なんです。

 

実は、先週こんなご質問をいただきました。

「1ヶ月に一度来る大きなドローダウンをどうやったらなくせるか?」

「初心者が上達するために、まずこれだけやりなさい!という点を教えていただきたいです。」

この損切りの話は、まさにこの2つのご質問内容に通じるところです。

 

「ドローダウン」っていうのは、一時的に損失が膨らんでしまうことで、トレードで得られる収益カーブで凹んでしまうことを言います。

これを防ぐには、損切りのコントロールが肝になるわけです。

 

コントロールできない相場で唯一コントロールできる「損切り幅」。

ここに集中して、できるだけ損切りを抑えたトレードを実現することが重要です。

そして、トレードの中で確実にできることも、それだけなんです。

 

もちろん、ダウ理論やライン引きを使って、チャートが伸びやすいかどうか?の判断も可能です。

でも、あくまで「伸びやすい」というだけで、「確定的に伸びる」というわけではないんです。

逆に損切り幅は、「負けたら確定的にこれだけの損失」と決まっているわけです。

 

なので、第一にここを押さえておくことが重要です。

この損切り幅、正しくコントロールできていなかったら、どうなると思いますか??

 

これまで積み上げてきた利益をたった一回のトレードで全て吹き飛ばす、よく言う「コツコツドカン」という症状に陥ってしまいます。

たった一回の負けで、大きくお金を失ってしまうとなると、複利運用をしてお金を大きく増やす、なんてことも怖くてできません。

なので、できたとしてもせいぜい小銭稼ぎ。最悪の場合は、お金を大量に失って、相場から退場。

そんなことになってしまうんです。

 

これは何も大袈裟な話ではありませんよ!

トレードで相場から退場する人のほとんどは、一回の負けトレードが原因でトレードを崩してしまい、元に戻せなくなったことが原因と言われています。

「この一回のトレードに、明日の生活がかかってるんだー!!」なんて状況では、「トレードは職業だ!」なんて口が裂けても言えません。笑

「負けたら痛いけど、トレードしたいからエントリーしちゃえ!」なんて、普通にギャンブルとしか言えないですよね。

 

じゃあ、損切り幅がしっかりとコントロールできているとしたら、どうでしょう?

別に1回や2回、トレードで負けたとしても痛くも痒くもありません。

連続で負けが続いたとしても損の幅が小さければ、一回の勝ちで簡単に取り戻せるはず。

そうなれば、とっても楽にトレードができるようになるんです。

 

これができれば、大きなドローダウンを防ぎながら、安定してお金を増やし続けることを目指せます。

複利運用をしたり、レバレッジをかけたりして、短期間で大きくお金を増やすことも狙えると思います。

 

これこそが、維新流がお伝えしている理想のトレードです。

損切りがちゃんとコントロールできていれば、負けても問題ありません。

つまり、「負けてもいいところでトレードする」ということなんです。

 

これ、ドローダウンをなくすためにもホントに大事ですし、初心者トレーダーもまずはここを押さえておかないと、技術を身につける以前にお金を失ってしまう、なんてことになります。

でも、ちょっと考えてみてほしいんですが、ネットやYouTube、本などでそこらじゅうに情報は出回っていますが、「正しい負け方」を伝えているものってありますか?

いい情報を伝えている人も中にはいるかもしれませんが、本当に限られた一部の情報だけだと思います。

 

「こうすれば勝てる!」「こうやればすぐに儲かる!」「人生一発逆転だ!」「目指せ億越えトレーダー!」

ほとんどは、こんな感じじゃないでしょうか?笑

 

維新流で「ネットの無料情報を頼りにトレードするのは、危ないよ」とお伝えしているのは、それが理由です。

無料で手軽に手に入るとはいえ、逆にそれで負けてしまって損失を積み上げる、なんてことになると、むしろ割高ですよね。

 

誰でもアクセスできる情報では、都合の良いことだけを全面に押し出しているものばかり目にしますが、そんなもので勝てるようにならない、というのは今のあなたなら分かるはず。

だって、相場はコントロールできませんから。

そして、コントロールできるのは、「損失幅だけ」ですから。

 

おっと、今日もすごい長くなっちゃいましたね(汗)

「負けてもいいところでトレードする」

もっと言えば「負けてもいいところ”だけ”でトレードする」

今日はこれだけでも、持って帰っていただければと思います!

 

損切り幅しかコントロールできないことは分かったけど、本当にそれだけで勝てるようになるの?

と疑問に思われる人もいらっしゃるかもしれません。

なので、次回は、「損切り幅をコントロールすることで、何がどう良くなるのか?」をさらに深ぼってお伝えしたいと思います。

 

その鍵は、「トレード成績の公式」にあります。

もしかしたら、これだけでもピンと来る方もいらっしゃると思いますが、あなたはどうでしょう?

もしピンと来なければ、ぜひ「トレード成績の公式」をヒントに考えてみてください。

 

じゃあ、今日はこの辺で!

著者