維新流トレード術

基本をおろそかにする人々

こんにちは!維新の介です。

 

物事の上達には基本がすごく大事、、、

言葉の上では誰もがわかっていて、そしてこのことに反対する人はまずいません。

 

ですが、
基本が大事、、ということが本当にわかっている人っていったいどれだけいるんでしょう?

トレードをお教えしていて思うのは、みなさん真面目だし、学ぶ姿勢も持っているんです。

これは本当に素晴らしいことだと思います。

 

ですが、同時に「知識欲を満たすことが学ぶこと」だと思っている人が非常に多い。

 

トレードとは『技術』です。

技術は使えなければ意味がありません。

つまり大切なのは、「知識量」ではなく「実践力」なんです。

 

そのためには基本は「知っている」だけではなく「使える」ことが非常に重要になってきます。

にもかかわらず、私が基本的なことをお伝えし始めると決まって、

 

「そんなこと知ってるよ!」

「もっと知らないこと教えてよ!」

「簡単に勝てる手法を教えてよ!」

って言われます。

 

グランビルの法則は?→「知ってるよ!」

トレンドラインは?→「知ってるよ!」

水平ラインは?→「引いてるよ!」

ダウ理論は?→「バカにしてんのか?知ってるに決まってる!」

 

おかしいですね?

それではなぜ勝てないのでしょう?

 

私、基本的にこれだけでスキャルピングからスイングトレードまでこなし、そして比較的高勝率を続け、十数年勝ち続けているのですが、、、

つまりほとんどの勝てないトレーダーさんは、「知ってはいる」けど「使えていない」のです。

 

テクニカルは世界共通のルールで動いています。

高値を更新したら買いたくなり、レジスタンスラインに到達したら売りたくなり、トレンド中に押し目をつけたら買いたくなるのです。

もはやトレーダーの本能と言っていいレベルで、皆そのとおりに行動します。

 

そしてその共通ルールは「基本」と呼ばれるため、誰もがどこかで目にしたことがあるのは当たり前。

だから、その基本を「使える」レベルに落とし込むために順を追って解説しようとすると、決まって「知ってる」って言われる。

 

そして、「もっと『知らないこと』を教えてよ」ってなる。

 

そうじゃない。

その人たちは、その基本を「聞いたことがある」だけ。

「知ってる」とすら言えないことがほとんど。

 

教える側からしたら、その人が「使えていない」し、「使い方」も知らないし、

そもそも、なぜその基本が重要なのかすら知らないのが手に取るようにわかるから、

時間をかけてもっと深いところまで伝えようとしているんです。

 

その「使える基本」がものすごく重要であることがわかっているから、、、

そして、基本が身についていないトレーダーの行きつく先も知っているから、、、

 

基本をちょっと教科書で覚えて見よう見まねで使ってみて、そして「使えない」と判断する。

これは本当にやめてほしい。

 

そのため

ボリンジャーバンドは後付けだから使えないとか

水平ラインは使えないとか

ダウ理論やグランビルの法則は古臭くて使えないとか

トレンドラインは主観が入りすぎるから使えないとか

こんなことばかり言ってくる。

 

それでネット上で誰でも簡単に勝てる?(笑)

そんな怪しい手法に引かれ、無駄な出費を重ねる

 

相場が世界共通ルールで動いている以上、トレードはとにかく『誰もが認識』する基本が超重要。

そしてその「基本」を使いこなすことができるようになることを「応用」というんです。

 

トレードに限らず、物事に上達したかったら絶対にこれを忘れてはいけません。

著者