維新流トレード術

専業トレーダーになるために最も必要な条件とは?

こんにちは!維新の介です。

「専業トレーダー」

 

なんか夢がありますよね。

ハイレバですごい枚数でガンガン取引して、莫大なお金を稼ぐ、、、

多くのトレーダーが一度は憧れるのではないでしょうか?

 

さて、私はそこまでとは言わないけど一応専業トレーダーの「はしくれ」であり、トレードが生活の中心となっているわけですが、その立場上、

「専業トレーダーになるためには何が必要ですか?」

というご質問をよくいただきます。

 

質問される方の意図としては、

・最初にいくら資金を用意しておけばいいのか?

・毎月どれくら勝てるようになればいいのか?

・勝率がどれくらいあればいいのか?

・専業でやっていくためには毎月いくら必要なのか?

だいたいこんな感じで、「お金」についてのことが非常に多いです。

 

リアルにトレードだけで生活していくにあたってやっぱりお金は気になりますからね。

いくら必要なのか?ってことに関してはあなたが年間トレードでどの程度の利回りを得ることができるか?に左右されます。

 

簡単に考えるならば例えばあなたの生活に年間500万円が必要であり、トレードの年間の利回りが20%なのであれば、原資は2500万円以上必要ということになります。(※税金は別ですよ)

逆に言えば、利回りと原資と、生きていくために必要な資金とのバランスがあわないのであれば当然専業トレーダーとしては成り立ちませんし、利回りに関してはやはりいろいろな相場状況がありますので、少なくとも3年以上は安定していることが条件となります。

 

ちょっと注意すべき点として、あまり「複利」に期待しないこと。

会社員をやりながら(お給料をもらいながら)の10万通貨のトレードと生活のすべてがトレードにかかっている状態での100万通貨とではメンタルに差が出る、、なんてもんじゃないくらいに差が出ます。

数字どおりにはいかないと思っておいてください。

 

だけど、私の中で専業トレーダーとしてやっていくために最も必要な条件はとにかく『ドローダウン』が少ないこと。

ドローダウンとは、簡単に言うと、口座に入っている資金がどれくらい損失を被ったか?
ということです。

月初に1000万円の資金があって、月末に900万円に減っていたのであれば、その月のドローダウンは10%となります。

 

というかですね、専業トレーダーになるにあたって、そもそも月単位でドローダウン、つまり「負け越し」なんてあってはならないんです。

生活をしていると、お金というのは「月単位」でかかってきます。

家やマンション、車等のローン。

家賃や光熱費の支払い。

毎月毎月これらの固定費を上回る額を稼ぎ続けることができなければ、専業トレーダーとしては破綻しています。

 

毎月毎月「必ず」資金が増やせること。

大きくなくともいいので、絶対にプラスで終わること。

それはつまり、月単位では『絶対』に負けてはいけないということ。

 

ネット上の動画等では派手なトレードが好まれる傾向にあります。

そういうトレードをしながらとりあえず年単位でも大きく勝てればいいのでは?

みたいな思われるかもしれません。

 

ですが、私も含めて、普通の人はそこまで強いメンタルを持っていません。

大概は資金の減少に耐えられず、『生活費』のプレッシャーに負け、本来決めたトレード方法からも外れていき、どんどんトレードが壊れ、そしていっきに資金を失っていくことになります。

つまり、実際に「普通の人」が専業トレーダーとして「生活」することを考えたときに、資金が何億円もあるのであればともかく、そうでない限りは負け越しの月なんてあってはならないんです。

 

さらに言えば、専業トレーダーといえども何かと用事は生じます。

また、大きな経済指標時や欧米の祝日にはトレードはしづらくなります。

当然値動きの状況が悪く、手が出せない相場もあります。

 

そうなれば、実は案外トレードできる日って、1か月の中で限られるんです。

落ち着いてチャートを見ることができるのは私の場合は10日から、せいぜい15日くらいの感覚です。

それだけの日数で、毎月毎月、着実に利益を上げ続けなければならない。

 

トレードの他に収入がなければ、焦りからそのストレスはかなりのものとなります。

というわけで専業トレーダーになるために最も必要な条件とは、「安定」して「毎月勝ち越す」こと。

私のトレードは、こういった考え方を元に作られています。

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