利益を狙わないでください…
こんにちは、各務です。
こないだ1月が行ってしまった、と思ってたところですが、明日にはもう3月。
2月も逃げていったなー、と感じながら、この文章を書いています。
3月となると、ようやく冬が明けそうだ、という感じがしますね。
味噌煮込みうどんが美味しい時期が終わってしまうのもあって、少し寂しい気もしますが(笑)
とはいえ、いつまでも過去のことばかり気にしていてはいけません。未来を見なければ…!!
これは季節の話だけでなく、トレードでも同じです。
トレードで上達を目指す方法の1つに「過去検証」があります。
過去検証とは、過去のチャートを振り返って、トレード技術やトレード戦略を検証することです。
「ここのポイントでは、押し目を築いていて、レジサポラインにも支えられてるから、エントリーチャンスだな。」
「こういうところでトレードすればいいんだな。」
というのを、過去のチャートの値動きを見て、確認していく作業です。
その後の値動きが見えてしまうから、過去検証なんて意味ないんじゃないか?と思う人もいるかもしれません。
実際にトレードするときは、その後の値動きが見えないからです。
過去検証すれば必ず勝てるようになる、と断言はできません。
でも、過去検証もしていないのに勝てるはずがない、とは断言できます。
その後の値動きが見える状態で正しいトレードをイメージできなければ、実際のトレードで勝てるわけもないからです。
なので、必ず学んだことは過去のチャートに落とし込んで、使い方を確認して欲しいんです。
でも、1つだけ注意点があります。
過去検証は価値がありますし、ぜひやって欲しいんですが、トレーダーがよく陥ってしまう「過去検証の罠」というのがあります。
これをやってしまうと、何が正しくて何が間違っているのか、どうやってトレードすればいいのか、が分からなくなって、路頭に迷う可能性があります。
過去検証の罠とは、何かというと、、、
「大きな値動きを築いたところを全て取ろうとして、無理やりトレードする理由をこじつけること」です。
チャートの値動きはどこまでいっても、コントロール不可能です。
なんの前兆もなく、突然大きく動く時もありますが、そんなところは取れるはずもありません。
どんなトレード技術やトレード戦略であっても、取れるところと取れないところがあります。
大きな値動きを築いたところを取れれば、大きな利益を狙えるんですが、その全てが取れるわけではないんです。
じゃあ、こういうところで、トレードする理由を無理やりこじつけてしまうとどうなるのか?
実際のトレードでも、その理由を見つけたところでトレードしたとしても、そのポイントに優位性があるわけではありません。
となると、どこもかしこもエントリーポイントに見えてポジポジ病になる。
でも、そのほとんどが損切りに引っかかる。
その結果、お金がドンドン減っていく。
という悪循環に陥っていきます。
これは肝に銘じておいて欲しいんですが、僕たちが目指すべきなのは「大きな利益を取ること」ではありません。
「優位性のあるところでトレードすること」なんです。
逆に言えば、それしかできないんです。
優位性があるところでトレードして、その結果大きな利益を取れることもあると思います。
とはいえ、やっぱりチャートはコントロールが効かないので、負けてしまうことももちろんあります。
でも、それでいいじゃないですか!
トレードなんて、トータルでプラスだったら、それでいいんです。
絶対に毎日どこかしらで利益を狙わないといけない、なんていうルールもありません。
なので、全部取れなくてもいい、たまたま拾えたらそれでいい。
意外とそういうスタンスでいる方が、スパスパ利益を取れていけるものです。
変な欲がないので、チャートに振り回されることもないですし、だからこそ自分のトレードを淡々と続けていけるんです。
トレードや投資で失敗するコツは、「利益を得ようと焦ること」です。
なので、ゆったりと、淡々と、トレードしていきましょう。
「トータルで勝ってたら、それでいいやー」くらいの楽な気持ちで。